福島キャンパス6回目です。
前回に引き続き、この日も個別対応です。
いつもは約1ヶ月間隔で開講するのですが、今回は諸事情により前回から2週間後の開講となりました。
まず、午前中に、前回から2週間の間の動きについて確認しました。
事業へ向けた動きだけでなく、今現在の仕事や暮らしの状況(何か問題がないか。忙しいなら何がどう忙しいのか、など)、気持ちの状況なども確認していきます。
また、今後の見通し(卒業へ向けた課題達成への見通しも含みます)について、実際のスケジュール感なども確認していきました。
午後は、前回の話と午前中の確認を踏まえて、戦術(践術)作成にあたっての課題を整理し、その課題一つ一つに対して、対策の方針を立て、見通しを立てていくことにしました。
このように実践に近くなってくると「方針(戦略・践略)」と「方策(戦術・践術)」の区別が重要になってきます。
簡単にいうと、方針とは「方向性を決める」ことであり、それは決意したり、選択したりすることによって導き出されます。普通、方針は一度決めたらすぐには変えません。一方、方策とは「目途を付ける」ことであり、それは知恵を絞ったり、創意工夫したりすることで導き出されます。すぐには変更しない方針と違って、方策は、やってみてダメだと思えばすぐに次の案に移るなどの応変性が大事になります。
ところでこの方針と方策は、入れ子にもなっています。ある方策が、例えばすぐに実行できないような複雑な事柄であれば、その方策を実施するための方針と方策を考える必要があったりもします。なので単純に、「方針を作った後に方策を考えればOK」というものではない、ということも留意しておく必要があります。(場合によっては、ある方策を実施する上で、そのための理念や現状把握からしていかないといけないこともあります。)
また、余談ですが、人からアイディアを募集する時は、方針レベルまでは自分で決めておき、それに対する方策レベルのアイディア募集するのが最も効果を発揮することでしょう。
ということで、この日は、方針と方策をいったり来たりしながら、やるべきことを整理していきました。そうすることで、優先的に取り組むべきことも見えてきました。
ここまでくれば、あとは資料にまとめていくだけ。他の方の意見を求めたり賛同を得たりするのに適した資料となることを期待して(^^)
次回は、いよいよ卒業発表会/卒業式です。