風が気持ちいい晴れた日の5月30日、ついに「起業の学校 福島キャンパス」が開校しました!
(ご報告が遅くなって、すみません m(. .)m)
生徒さんは4人ですが、みなさん素敵な方で、アットホームな雰囲気で始められたと思っています(^^)/
開校の始めは、なんといっても〈校長講話〉!
校長関戸が、なぜ起業支援ネットを立ち上げたのか、なぜ起業の学校をやっているのか、その真実の物語を聞かせていただきました。
関戸が起業支援を始めた20年以上前は、起業というとベンチャー支援の時代。発想力や開発力などのアイディアでいかに儲けを出していくか、という考えが圧倒的な時代。しかしその時代の裏で、主婦などを筆頭に、普通の暮らしの中に潜む社会の歪みに気づいた人が、目立たないながらも切実な思いを胸に、様々な試みを繰り返しては跳ね返されていました。ほとんど孤立無援に近かった、そんな小さな事業の力になんとかなりたい、と始まったのが起業支援ネットの前身:ワーカーズ・エクラです。
その時から今まで、私たちの起業支援の姿勢は、変わることなく続いていると思います。暮らしに根づいた、暮らしから見た課題を、なんとか解決したい。その思いは全く変わっていません。
そして、紆余曲折の末にたどり着いた起業支援の〈型〉をもとに、起業の学校が生まれました。
講話の中では、ちょうど前日に関戸がお会いしたという、アフガニスタンの日本人医師の話がありました。医師なのに、命を守るためには水が大切であると井戸や水路を作り始めた、という話を聞いて、「なんのために」という問いの大切さに改めて気づけました。この問いが、「自分が何者か」という問いを一段と深くする、とも感じられました。
さて、校長講話のあとは、恒例の他己紹介。
といっても、4人ですから、授業開始前から、ほとんど各自の紹介が済んでいたようなものだったのですが(苦笑)、改めてペアになって、インタビューし合ってもらい、ペア相手のことを紹介する、というワークを行ってもらいました。
午前が終了し、お昼ご飯は、会議室をお借りしている「ら・さんたランド」のパン屋さんへ。
変わり種の美味しそうなパンがならんでいます(写真撮るの忘れた!)
午後からは、いよいよ、起業へ向けた第一歩!
理念づくりワークの開始です。
理念とは何か?
理念とは、言ってみれば「究極の目的」です。その目的のために自分が存在している。そう思えれば、それは紛れもなく理念です。とはいえ、理念は、自分一人で実現できなくても構いません。自分の一生で実現できなくてもかまいません。真っ当な理念は社会性と未来性を帯びています。理念は、自分一人に留まらず、他者の共感を生み出し、それが広く永く通用するものでもあります。
理念づくりワークは、「何のための事業でありたいか?」という問いに対する答えを見つけるためのワークです。
これを、あるワークシートに従って、最初は曖昧で多様で多数の思いの断片から、徐々に徐々に重要な部分を抽出し明確化していき、ついには一文に表していくワークです。
とはいえ、はじめて行うと、頭が痛くなるワークでもあります(苦笑)。
みなさん、はじめての作業でお疲れだったと思います。
とはいえ、頭使うだけの価値のあるワークだと、私たちは思っています。
しかしながら、理念は一回作っただけで、すっかり出来上がる人はまずいません。
次回1ヶ月後までに、理念をもう一度考えてくる、という宿題が出るのでした(^^)
みなさん、お疲れさまでした(^^)