ご報告が遅れておりました第3講です。
前半のヤマ場、事業コンセプトづくりです。
この回の講義は、久野が担当しました。
最初に、宿題である現状把握を共有したのち、
久野から、今回の主題である「コンセプト」について講義しました。
例えば、「ディズニーランド」と「三鷹の森ジブリ美術館」を対比させるなど、楽しげな事例も交えながら o(^-^)o 、似た事業でもコンセプトが異なることで顧客層や会場づくりやスタッフの対応までも変わんですよ、ということを分かりやすく伝えました。
さらに、起業支援ネットが持つ具体的なコミュニティビジネス事例の中から、コンセプトが強い推進力を生み出した特定非営利活動法人Mama’s Cafeの事例について、ご紹介しました。
その後は、ワークです。
事業コンセプトの作成方法に正解はありません。センスがあれば、あーでもない、こーでもない、とグルグル考えを巡らしながら、ある瞬間に“パッ”と産み出してしまうものであったりします。
起業の学校では、センスのある/なしに関係なく何らかのコンセプトが産み出せるように、発想を補助するワークを行っていきます。今回は、未来社会を予測した上で、その未来社会のニーズは何だろう、ということを考える補助ワークを行いました。
理念は、きちんと作ればほとんどの場合、人生を通じて変わることがありません(表現がクリアになるという変化はあります)。
しかし、コンセプトには寿命があるのが常です。数年で廃れるコンセプトもあれば、数十年続くコンセプトもありますが、時代の流れで変わっていくのがコンセプトです。
なので、まず数年先〜10年先程度の未来を予測した上で、その時代に合わせてコンセプトをつくることで、1年2年では廃れないコンセプトを産み出そうとすることを、起業の学校では大切にしています。
また、理念は目標としては遠いので(自分の生きているうちに実現するとは限らないし!)、人によって井は時にしんどくなることもあるようです(^^; 。一方、良いコンセプトは、何だか“ワクワク”します(^^)。前向きになれます(^^)。そしてそれが事業の推進力へとつながっていきます。
最後に、事業コンセプトを成就するための“機能“(事業ドメインのようなもの)を考えて終了しました。
宿題は、今回のワークをもう一度考え直してくることと、最後に行った“機能”の中から、自分がまず行いたい項目を選んだ上で、その先行事例を調査してくるです。
コンセプトづくりは、発想の飛躍も必要なので、また違った頭の使い方をしましたので、生徒の皆さんは今回もたっぷりお疲れだったと思います。お疲れさまでした(^^)