残暑厳しい折の曇りの日に行いました第4講。
この回は、商品開発です。
この回まで来ると、いよいよ起業が具体性を帯びてきます。
既に具体的な構想を持っている人は、「いよいよ!」と言ったところ。
一方で、起業はまだ先だと思っている人は、具体的な商品を思い浮かばなくて苦労するところ?(^^;
起業を考える際、
・やりたいこと/成し遂げたいこと(理念)、
・求められていること(ニーズ)、
・できること/既に在るもの(シーズ)、
この3つが重なったところで起業することが良いと、起業の学校では教えています。
コミュニティビジネスの発展段階(詳しくはこちら)においては、想い醸成期が、この3つに考えを巡らす時期となります。
しかし、理念は自分の中にあるもの(自分の中にしかないもの!)なので想い醸成期で作れますが、ニーズはこの時期では想定でしかなく、シーズに至ってはまだまだ足らないことが多いものです。
起業の学校では前半が、想い醸成期にあたる部分を整理する段階にあたります。
この段階までは、全ての人に共通して取り組んでもらうので、足並み揃えて進むことになります。
しかし、今回あたりから(共通したワークは提供するものの)、取り組み姿勢に関しては、各生徒さんの現状に応じて、個別対応の様相を呈してきます。
なぜなら、起業の学校には様々な段階の生徒さんたちが来られるからです。既に単発イベント的に試しに取り組みを始めてみた人(社会実験期にいる人)もいれば、これから仲間を探したり必要な知識や技量を磨いたりする人(これから共同学習期に入る人)がいることもあります。生徒さんによって、各自把握してるニーズと確保してるシーズの質と量が全く異なり、それはそのまま、商品開発の精度に反映してきます。
今回、商品開発に関する多様な視点を講義でお話しした後、実際のワークに入っていきました。
これから共同学習期に入る段階の人は、商品開発の「練習」をすることになります。いずれ必要になる考え方なので、知っておくとよい、ということもありますが、共同学習期に入るにあたっての目標物を設定してみる、ということにもなります。ワークでは、現段階の情報で、商品開発に取り組んでもらうことになります。
しかし、これから社会実験期に入る人や、既に事業展開期に至ろうとする人は、既に、ある程度のニーズを把握していたり、シーズを持っている人だと思われます。このワークを通じて、具体的に商品を設計していくことになります。
今年の福島キャンパスでは、具体的な構想についてはこれから考える、という段階の生徒さん達です。なので、商品開発は少し苦しかったかもしれませんね(^^)。しかし、先行事例を参考にもしながら、将来の自分の事業について具体的にイメージしてみるのは大切なプロセスなので、踏ん張ってほしいと思います。
お疲れさまでした(^^)