福島キャンパス3回目の今日は、プランニング(計画づくり)がメインです。
私の個人的な思い出で恐縮なのですが、
中学生の時、定期テストの1週間前ぐらいになると「学習計画表」なる紙を渡されて、「テストまでの勉強の計画を立てなさい。」と言われたことが記憶に残っています。
私自身は、計画は立派に立てるのですが(そして先生には褒められる)、実際には計画通りに進行できたことなど皆無で、それが元になって「どうせやらないんだから、計画づくりなんてやめよう」と思うようになってました。(^^;)
(一応大人になってからは、仕事やイベント準備など、みんなで進行する計画表は、作るし、その通りに実行しようと努力はしますけどね。しかし、自分自身の計画表は、作るだけ無駄、と長い間思ってました。)
この日に作る計画は、起業家自身の行動計画です。つまり、私自身がかつて「作るだけ無駄」と思っていた計画です。
起業の学校でも、計画づくりワークに際し、いろいろ工夫はしていますが、そうは言ってもよくあるワークの一つに過ぎないのは否めません。
ただ、違いがあるとすれば、それは第1回から行ってきた「理念」から順を追って行き着いた「これを実行しなきゃ」という作業が計画表に並ぶ、という点です。
思い付きの計画ではなく、理念に向かうための計画である点が、実際のところ一番大きな違いであると思います。
実際、私自身も、理念から順番に降ろしてきて計画づくりをするようになってからは、まぁ計画表に縛られずに自由に行動する点は変わらないのですが(^^;)、でもふと1年後に見返すと、おおよそ計画に沿ったことを結局はやっていたり、計画以上の成果を出してることもありました。よくよく思い返すと、今までだったら掴めてなかったと思えるチャンスも、計画づくりをやっていたことで掴めていたのだな、ということに気づきました。「チャンスの神は前髪しかない」とか「チャンスは一瞬だけ」とかいうことはよく言われますが、そんな一瞬しかないチャンスを掴むためには、自分自身に準備ができていないと駄目だと思うのです。計画づくりとは、その準備に相当するものではないかと思います。
計画がない状態とは、目の前をチャンスがよぎったことにすら、そもそも気づくことができない状態、と言えるのかもしれません。
というわけで、この日の授業は、プランニングです。
まずは、未来へ向けた自分の物語を書く、というワークを行いました。
宿題で「方針と方策」を考えてきたもらったので、それを頭に置きながら、2日目のワークで描いた「目標未来」に向かって、物語を書いていきます。
物語として表現しようとすると、主人公(この場合は起業家自身)がトントン拍子でエンディングまでいくと物語として面白味に欠けるんですよね(^^;)。なので、どこかで躓いたり悩んだり、時には危機的状況に追い込まれたりすることを何故か描いてしまいます。
ということは、実は今後自分がどこで躓きそうかということに、既に本人は気づいているということなんです(^^)。もちろん見えてない躓きもあるでしょうけど、少なくとも見えている躓きは今から対処していけるわけです。
自分で書いた物語を使って、改めて方針と方策を見直した上で、実行計画表(何を、どういう順序で、いつ行うのか、という表)を作っていく、というワークをしてこの日は終了です。
この日は他にも、受講生が少ないことをいいことに、受講生と聴講生にインタビューも実施しました。今までに聞けなかった話も聞けて、それも楽しかったです(^^)。