2017年04月27日

起業の学校福島第3期 無料公開講座【身の丈の起業】 開催しました!

福島キャンパス担当の戸上です。よろしくお願いします。

4月22日、福島へ向けて名古屋を出発するとき、郡山市の気温が13℃という予報と3℃という予報があり、混乱したまま名古屋を出発しました。
……結果、郡山は、春らしい過ごしやすい天気でした(^^)

さて、無料公開講座。
昨年・一昨年は「説明会」としていたのですが、
(説明会にすると、起業の学校に入りたいと思える人しか来ないだろうしな。)
と思いまして、いろんな人に興味をもってもらいたく、今年は単発の講座として楽しめる「無料講座」にしてみました。

講座のテーマに掲げたのは「身の丈の起業」!

「身の丈の起業」は、起業支援ネットが創業以来ずっと大切にしてきた価値観ではあるのですが、今までこれを全面に押し出すことはあまりなかったのです。しかし、これをテーマに据えて一所懸命に考え出すと
(これほど深いテーマだったのか!)
と、今は思うに至っています。

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これまでは、どちらかというと「コミュニティビジネス」や「ソーシャルビジネス」といった時流に乗った用語を使うことが多かったのです。そこには、地域やコミュニティ、あるいは社会の課題を解決するプレイヤーを応援したいという強い思いがありました。そのために、理念をしっかり軸に据えて取り組む重要性を訴えてきたところもあります。

しかし、どういうわけか(時代の流れもあると思うのですが)、理念を持って取り組む起業家さんの中には、年々苦しそう(事業が苦しそうというより、精神的に苦しそう)になっていく人が見受けられるようになってきたんです。往々にして、スタッフの方々もいっぱいいっぱいだったりします。
(なんか良くない循環が起こっているんじゃないか?)
と感じることがしばしばでした。

理念に押しつぶされる、ということはないはずなんです、たぶん(^^;)。理念が見据える未来はだいたい2000年先とも言われているので、そもそも押しつぶされるほど身近にある壁ではない、と言えます。よく、理念は北極星に例えられますが、あれは北極星が430光年も向こうにあるからよいのであって、もし目の前にあったら壁どころじゃないですものね(北極星の直径は太陽の46倍です!)。なので、理念に押しつぶされるなら、それは理念でなかったということになりますから、理念を作り直す必要があります(近すぎるので遠ざけちゃいましょう ^^ )。

しかし、そうではなく、理念から降ろしてきた地域課題や社会課題が重すぎたり、あるいは課題解決のニーズがあまりにありすぎて組織が肥大化した結果、疲れてしまったのでは、というような気もしたのです。ただ、その気持ち、すごくよくわかるんですよね……。地域課題や社会課題に気づいちゃったら、動かざるを得なくなりますから……(と、自分自身を振り返る……)。

たしかに、地域や社会の課題を解決することは大事なことだと思います。しかし、起業家も「生身の人間」です。起業家は、地域や社会の課題を解決するための「装置」ではないのです。
そんな当たり前のことに、今さらながら気づいたわけです。

一方で、私たちは、同じように理念を持って事業をされている起業家さんの中に、粛々・淡々と、しかも楽しそうに事業をされている方がいらっしゃることも分かっています。一緒に働いているスタッフさんもどこか楽しげです。そういう起業家さんは、あまりに自然体でいるために、人の「感動」を呼ぶことも少なく(だって皆さん、普通にしてらっしゃいますから)、そのために世間から注目されることも少ないと思います。ただ、苦労がなかったかというと、そういうわけでもなく、どこかで「身の丈を超えた」と感じた瞬間があったようなのです。

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というわけで、「身の丈」というテーマは、生身の人間である起業家さんが消耗品にされることのないように、ぜひとも追究したいテーマとなったわけです。

ところが、「身の丈の起業」をテーマに掲げて、『起業の学校』の生徒募集を開始したところ、名古屋キャンパスでの無料公開講座で、あることに気づいてしまいました。

(「身の丈の起業」の大切さって、既に起業した人には響くテーマかもしれないけど、これから起業しようという人に果たして伝わるんだろうか?)

そこで考え出したのが、この日の無料公開講座で取り組んだワークです。
(ようやく、長い前置きが終わりました。)

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この日は、まずはじめに、自分自身の「身の丈」感を考えてもらうワークをしてもらいました。
「何を大事にしたいか」、「好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なことは何か」といったことです。

そして次のワーク(メインワーク)では、私たちが実在の起業家さんを取材して書き起こした「起業物語」を使って、その起業家さんになりきってもらうワークを行いました(全部とは言いませんが、おおよそ身の丈感のある事例です)。その起業家さんはどんな人間で、どんな理由で起業することになり、起業した後はどんな苦労や楽しみがあったのか、それらを全部自分の中に取り込み、その起業家さんの思考で、感情で、気持ちで、とある取材に答えてもらう、というワークです。
その起業家として振る舞うことで、起業家の内面では一体何が起こっているのかを感じてもらおう、というのが狙いです。
(講師の私が言うのも変ですが、私自身がこのワークに参加してみたかった ^^
 誰か、講師役やってくれんかな ^^; )

最後に、最初に行った「身の丈」ワークも同時にふりかえり、起業の学校の紹介も少し行わせてもらって、終了とさせていただきました。

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この日のメインワークは、はじめて実施した内容です。果たして、このワークがよかったのかどうか、正直なところ分かりません。少なくとも、すぐに何らかの気づきを得て明日から役に立つ、というワークではないと思っています。

ただ、参加者の方々には、起業の学校が、かしこまった場所ではなく、「自然体でいてもよい場所」だということだけは感じてもらえたのではないでしょうか。

この度ご参加の皆さま、何を行うのかよく分からない、よく考えると奇妙なタイトルの講座に来て頂き、ありがとうございました。参加者の皆さんのお人柄にも助けられたところがあります。本当にありがとうございました。「起業の学校」の入学意思の有無に関わらず、またお会いできることを心よりお祈り申し上げます。

また、日頃から「起業の学校」を応援して頂いている方々へも、この場を借りて、感謝申し上げます。

「起業の学校」への入学をお考えの方はこちら
http://kigyo-fukushima.seesaa.net/article/448211377.html

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posted by 起業支援ネット at 17:19| 福島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 第3期 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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