この日はよく晴れて、すこぶるお花見日和だったわけですが、そんな中、9名の方に説明会に来て頂きました。
本講座の会場を提供していただくことになった、株式会社ら・さんたランドの鈴木社長も、会場に駆けつけてくれました。ありがとうございました!
初めての福島での説明会。私・戸上が司会を務めさせて頂きましたが、なんだか少し緊張……(^^;;
ま、気を取り直して、
前半は、校長・関戸から、自身の起業ストーリーと起業の学校へ込めた思いをお話しさせてもらいました。
参加者の方々も、食い入るように話を聞いて頂いているようです。(^-^)
「20数年前に女性の起業支援として始めた頃は全く周囲に理解されなかったし、16年前に起業支援ネットとしてNPO法人になるときですら『なぜ非営利であるNPOが起業支援なんだ。名称を変えろ。』と言われたこともあった。しかしそこは譲らなかった。『起業』の概念を変えないといけない、と強く思ったからだ。」
「社会に受け皿がないなら自分で作ればいい。」
お金のためではなく、生き方としての起業、地域や社会のための起業を、自分の身の丈にあった形で実現していく−−そうした思いの元で磨き続けてきた方法が、起業の学校には凝縮されています。
「仕事おこし、自分おこし、地域おこし。」
「この方法であれば、困難を抱えた地域や人に対して提供しても、大丈夫だろう。」
そう思ったからこその福島キャンパス開校なわけです。
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次は、私・戸上から、起業の学校の概要を説明させていただきました。
今回の福島キャンパスは、実は名古屋キャンパスの半分しか授業がありません(その分、授業料も抑えてあるのですが……)。しかし、やはり半分の授業では、私たちが伝えたいことの半分しか伝わりません(^^;;
そこで、ここ数年試行錯誤してきました通信キャンパスで培ったノウハウを活かして、授業と授業の間を通信添削でつなごうということにしています。
その説明のほか、欠席した時の補講についてなども説明させていただきました。
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後半は、起業の学校もう一つの特長、「学び合いの場」、つまりワークショップです。
起業の学校に来ようと思う方々は、起業テーマが明確な方から、まだ決めてないけど何かを始めたい、という方まで、様々な方がいらっしゃいます。しかし、少なくとも、起業の学校の説明会に来た動機はあるはずなので、
「起業したいテーマ」「関心のあるテーマ」「ここに来た動機」
のどれか(複数可)を紙に書いてもらいました。
書き終えたところで、2グループに分かれて発表してもらい、聞いている人はポストイットに
「協力や情報提供できること」「感じたこと、気づいたこと」「応援メッセージ」
を書いてもらいました。
最後にポストイットを共有して、グループで話し合ってもらいました。
このワークの狙いは、
「自分の軸を立てたら、周囲からの協力が得られやすくなる」
ということを体験することです。
別に人生において、わざわざ起業しなくとも全然良いわけなのですが、「私は“真剣に”こういうことがやりたい」と宣言すれば、なぜか応援してくれる人が現れるものなんですよね。そして、やりたいことが一過性のイベントではなく、継続性をもったものだったならば、それは「起業」と呼べるものになっていくわけです。
私たちは、この自分軸(仰々しくいうと「理念」)をつくることを、最も大切にしています。
このように、起業の学校で行う授業は、生徒が先生に教えてもらう講義形式の授業ではありません。起業の学校が大切にしているもう一つは「学び・出会い・つながり」。先生や先輩、同級生同士が、学び合い、出会い、つながり合いながら進んでいきます。だからこそ「学校」なのです(^^)
この度来て頂いた方々には、得体の知れぬ者どもの取り組みに、意を決して飛び込んできていただいて、本当に感謝申し上げます。
このような取り組みが、少しでも福島やその周辺地域の方達に届き、一緒に前へ進んでいけたらよいな、と思っております。
(戸上)