2017年01月13日

起業の学校福島第2期 第7講・卒業式 12/10

戸上です。
福島キャンパス7日目。この日は最終日、卒業式です!

第2期の今年に卒業される生徒さんは1名。寂しい気もしますが1名だからこそできる卒業式を実施してきました(^^)。
そもそも、起業の学校の信条は「個別対応」にあります。といっても卒業式などの式典を個別に組むことなんて、普通なかなかできません。今回は、生徒が1人であることを最大限活かして、その人に合わせた卒業式を組むことにしました。

前置きが長くなりますが(^^;)、経緯を。

まず、個別対応とはいえ、卒業式本来の目的は無くすわけにはいきません。
起業の学校の卒業式の目的、それは、学校を通じて練り上げてきたプランを他者にぶつけてみて多様な意見をもらう、というものです。ぶつけた相手とつながりが生まれるとなお良しです。
通常の企画だと、何人か「指南役」と呼ばれる方々をお呼びして、その方達の胸を借りて行います。そのような部分は今回も堅持しました。

何を変えたかというと、開催場所です。
当初は郡山での開催を考えていました。ところが今回卒業される生徒さんは、最近福島を離れることが少なく、なかなか県外の活動から刺激をもらう機会が減っているのを、私たちは多少危惧しておりました。また本人も、事業計画を練っていく中で、震災前にはなかった別の新たな視点で地域を復興させていこうと模索しているところがありました。
そこで急遽、福島の外で卒業式を行うプランにしたのです。

場所の選定は、紆余曲折ありながらも、最終的にはお隣の栃木県に会場を定めました。
会場となったのは、栃木県鹿沼市にあるフリースクール、なんですが、入口を開けたらなぜかフェアトレードショップ。この「フェアトレードショップ・コブル」を抜けた先に小さな教室があるという、なんとも面白い会場なんです(^^)。

この教室は、不登校や発達障害などの子ども達の支援を行うNPO法人CCVが運営するフリースクールでして、実はここに、起業の学校・名古屋キャンパスの卒業生がお世話になっていたのです。彼の卒業時の事業計画は「世のためになる雑貨屋さん」。それを彼は、入口のフェアトレードショップで実現させている、というわけです。

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さて、長い前置きは終わりして、
午後からいよいよ卒業発表会。メンバーは、卒業発表をする生徒1人と、私たち起業の学校の講師陣3人、そして指南役をお願いした2人:会場となった、フェアトレードショップ・コブル店長の中尾さんと、NPO法人CCV理事長の福田さん。それ以外に、鹿沼市で起業に関心を持つ3人の方にも一般参加者として参加してもらいました。

今まで、卒業式に一般の方をお呼びすることは無かったのですが、栃木県鹿沼市では起業の学校のことを話す機会など早々あるものではないものですから、せっかくなので(^^)「起業の学校ってこんなことやってるんです」というのを、知ってもらおうと思って、一般参加もOKにしました。

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ですので、前半は、起業の学校でどんなことをしてきたのか、そして卒業生はどんなことを感じているのか、ということを指南役と一般参加者にご説明させていただきました。さらには、指南役であり卒業生でもある中尾さんに、起業の学校で学んだことが2年経った今どう感じているか、ということもお聞きしました。

中尾さんは面白い方でしてね(^^)。2年前の卒業時には縁もゆかりもなかった鹿沼市に、何故か縁ができて移り住み、あれよあれよという間に「多業」的な生き方と、多業の一つとしてフェアトレードショップを起業するということを成し遂げてしまいました。それが無理に頑張ったという雰囲気はなく(大変なこともあったでしょうけど)、とても自然な感じで進めてこられて今がある、という感じなのです。起業の学校が目指す起業の姿である「身の丈で生きる」姿が、そこには感じられました(^^)。

そしてようやく生徒のプレゼン。いつもだと3分スピーチとしていたところを、今回はなんと30分。時間はたっぷりありますからね! 思う存分、想いを吐き出してもらいました。実際には話に力が入りすぎて、45分ぐらいは話してたかな(^^;)
プレゼン後は、指南役から次々と質問。指南役にとっても、福島の浜通りの現状は気になるし、「応援したい」という気持ちを持って接していただけました。
指南役のお二方、どうもありがとうございました!

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最後に、起業の学校名物「卒業証書」の授与。一人ひとり違う文言の起業の学校の卒業証書。今回ももちろん、生徒のことを思い、一所懸命に文面を考えました。

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終了後は、フェアトレードのコーヒーとお菓子をいただきながら、一般参加者の方とも交流し、さらには場所を移して「おこんにゃく茶屋」にて、昔ながらの製法で作ったというこんにゃくのお膳(「なんだ、こんにゃくか」と思う無かれ。これがもの凄く美味しくて、レパートリーも豊富で、そしてお腹にも良い。とても満足感の高いこんにゃく料理でした)をいただき、卒業式は無事終了となりました。

生徒のFさん、ご卒業おめでとうございます。
指南役の福田さん、中尾さん、参加いただいた鹿沼市の方々、どうもありがとうございました。
これにて、起業の学校・福島キャンパス第2期を終了といたします。

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2016年11月17日

起業の学校福島第2期 第6講 11/12

戸上です。
福島キャンパス6回目です。

前回に引き続き、この日も個別対応です。
いつもは約1ヶ月間隔で開講するのですが、今回は諸事情により前回から2週間後の開講となりました。

まず、午前中に、前回から2週間の間の動きについて確認しました。
事業へ向けた動きだけでなく、今現在の仕事や暮らしの状況(何か問題がないか。忙しいなら何がどう忙しいのか、など)、気持ちの状況なども確認していきます。
また、今後の見通し(卒業へ向けた課題達成への見通しも含みます)について、実際のスケジュール感なども確認していきました。

午後は、前回の話と午前中の確認を踏まえて、戦術(践術)作成にあたっての課題を整理し、その課題一つ一つに対して、対策の方針を立て、見通しを立てていくことにしました。

このように実践に近くなってくると「方針(戦略・践略)」と「方策(戦術・践術)」の区別が重要になってきます。
簡単にいうと、方針とは「方向性を決める」ことであり、それは決意したり、選択したりすることによって導き出されます。普通、方針は一度決めたらすぐには変えません。一方、方策とは「目途を付ける」ことであり、それは知恵を絞ったり、創意工夫したりすることで導き出されます。すぐには変更しない方針と違って、方策は、やってみてダメだと思えばすぐに次の案に移るなどの応変性が大事になります。
ところでこの方針と方策は、入れ子にもなっています。ある方策が、例えばすぐに実行できないような複雑な事柄であれば、その方策を実施するための方針と方策を考える必要があったりもします。なので単純に、「方針を作った後に方策を考えればOK」というものではない、ということも留意しておく必要があります。(場合によっては、ある方策を実施する上で、そのための理念や現状把握からしていかないといけないこともあります。)

また、余談ですが、人からアイディアを募集する時は、方針レベルまでは自分で決めておき、それに対する方策レベルのアイディア募集するのが最も効果を発揮することでしょう。

ということで、この日は、方針と方策をいったり来たりしながら、やるべきことを整理していきました。そうすることで、優先的に取り組むべきことも見えてきました。
ここまでくれば、あとは資料にまとめていくだけ。他の方の意見を求めたり賛同を得たりするのに適した資料となることを期待して(^^)

次回は、いよいよ卒業発表会/卒業式です。

posted by 起業支援ネット at 16:41| 福島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 第2期 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月14日

起業の学校福島第2期 第5講 10/29

戸上です。
福島キャンパス5回目です。

前回に引き続き、この回も個別対応です(卒業式まで個別対応が続きます)。
今回は、名古屋キャンパスの鈴木がメイン講師を務めました。

宿題で事業計画を作ってもらってきていましたので、まずはその事業計画を説明してもらいました。先回も書きましたが、今年の生徒さんは既に起業済みの方。その生徒さんは、この1ヶ月の間で、来年度事業に関する大きな決定事項もありましたので、そのことを共有し、それを踏まえて、来年度以降の戦略(践略)から練っていくこととなりました。

午前は、来年度予定している事業について、現状の地域関係図の中でどのような位置づけを目指したらよいのか、地域のニーズや現状の(不足気味な)社会資源、また将来の社会資源開発も視野に入れながら、検討していきました。
特に、双葉郡という地域を考えた際には、他地域の事例を参考にすることが難しいものがあります。今まで考えられてきた理論や手法とは前提条件が違ってきていますから。何を以て正解とするのかを決めることも難しいような状況の中で、一人ひとりをいかに丁寧に受け止め、住民や関係者の方々の決断を急ぐことなく意思決定支援をしていけるだけの環境をつくりあげることが大事なキーになるだろうということを確認しました。

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午後は、午前の戦略(践略)にしたがって、戦術(践術)を練っていきました。
起業家の中には、最初は〈想い〉だけで「なんとかなる」と思って始めた活動が、ニーズと(地域の)シーズが明確になるにしたがって、活動の〈維持〉について真剣に考えなければならない時期が来たりすることがあります。「顧客に信頼される」とは「事業(活動)をやり続ける必要がある」ということでもあるのです。
この日はその「継続したサービス提供」へ向けた戦術(践術)変更がキーとなりました。継続したサービス提供へ向けて、サービスメニューやそれらの価格、人材の確保と配置、時間の使い方などなど、一つ一つ具体的に考えていきました。

次回も、個別対応となります。戦術(践術)を詰めていくのは時間がかかるものですので、次回はその続きを行います。宿題は、この日に確認した戦略(践略)を、もう一度自分なりに落とし込んでおくこと、となりました。

この日も、どうもお疲れさまでした(^^)/

posted by 起業支援ネット at 15:47| 福島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 第2期 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月27日

起業の学校福島第2期 第4講 9/24

戸上です。
福島キャンパス4回目です。

先回までで、理念から始まり起業家自身の実行計画まで、一連のワークが終わりました。ここまでは一言で言えば「自分にとって最善な行動は何か」ということを導き出すための思考の仕方を学んできました。このことは、別に起業家に限らず、全ての人に当てはまることなので、ここまでは集団研修で可能なワークでもありました。

しかし、起業の学校のウリ(?)は、個別対応です。持って生まれた特性や育ってきた環境、今考えていることやこれから望むこと、それらは一人ひとり違っていますから、それらを十把一絡げに扱わず、一人ひとりと向き合うことを大切にしています。

「起業」の学校ですから、目標は起業や事業化といったものに置きます(一応)。しかし、そこに至るまでの距離や道のりは一人ひとり違います。すぐに事業計画を作って始める段階の人もいれば、まだニーズ調査が必要な人もいれば、まだまだ仲間づくりの段階の人もいます。
もちろん中には「起業ではなかった」という人も出て来ます。それはそれでOKなんです。一度、目標を起業に定めてみないことには「起業が目標ではなかった」ということに気づけなかったりしますから。(たとえそうなったとしても、先回までの授業はその人にきっと役に立つはずですし、その後の授業も個別に対応しますので、出席して頂くことは充分可能なのです。念のため。)

ということで、この4回目からは、個別の現状に合わせた〈次の一歩〉を一緒に考えていきます。

実は、この日の授業は、参加する生徒が一人になってしまったこともあり、いみじくも完全な個別対応が実現してしまいました(^^;) しかも、彼は既に事業を立ち上げているということもあり、急遽、彼の事業所に直接訪問して、4回目を実施する形にしました。

彼の場合は「起業済み」ということもあって、立ち上げた想いや、事業の現況、これからの構想などを、丸一日かけてヒアリングしながら聞き出し、事業の将来像と直近の事業計画を具体的に定めていくための内外の情報を整理をしていきました。

普通は、起業の学校の授業内でヒアリングするというプログラムが組まれることはまず無いのですが、この日は一対一対応ですから(^^)、その環境をフルに活用することにした次第です。

宿題も、本来ですと個別に異なるわけですが(基本的には、3回目に作った実行計画に沿って行動してくることが宿題になります)、今回は一人でしたので「自分なりの事業計画・事業構想をまとめてきてください」という宿題になりました。

次回は、その宿題を前に、より具体的に事業計画を練っていくことになりそうです。

posted by 起業支援ネット at 11:44| 福島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 第2期 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月15日

起業の学校福島第2期 第3講 8/27

戸上です。
福島キャンパス3回目の今日は、プランニング(計画づくり)がメインです。

私の個人的な思い出で恐縮なのですが、
中学生の時、定期テストの1週間前ぐらいになると「学習計画表」なる紙を渡されて、「テストまでの勉強の計画を立てなさい。」と言われたことが記憶に残っています。
私自身は、計画は立派に立てるのですが(そして先生には褒められる)、実際には計画通りに進行できたことなど皆無で、それが元になって「どうせやらないんだから、計画づくりなんてやめよう」と思うようになってました。(^^;)
(一応大人になってからは、仕事やイベント準備など、みんなで進行する計画表は、作るし、その通りに実行しようと努力はしますけどね。しかし、自分自身の計画表は、作るだけ無駄、と長い間思ってました。)

この日に作る計画は、起業家自身の行動計画です。つまり、私自身がかつて「作るだけ無駄」と思っていた計画です。

起業の学校でも、計画づくりワークに際し、いろいろ工夫はしていますが、そうは言ってもよくあるワークの一つに過ぎないのは否めません。
ただ、違いがあるとすれば、それは第1回から行ってきた「理念」から順を追って行き着いた「これを実行しなきゃ」という作業が計画表に並ぶ、という点です。
思い付きの計画ではなく、理念に向かうための計画である点が、実際のところ一番大きな違いであると思います。

実際、私自身も、理念から順番に降ろしてきて計画づくりをするようになってからは、まぁ計画表に縛られずに自由に行動する点は変わらないのですが(^^;)、でもふと1年後に見返すと、おおよそ計画に沿ったことを結局はやっていたり、計画以上の成果を出してることもありました。よくよく思い返すと、今までだったら掴めてなかったと思えるチャンスも、計画づくりをやっていたことで掴めていたのだな、ということに気づきました。「チャンスの神は前髪しかない」とか「チャンスは一瞬だけ」とかいうことはよく言われますが、そんな一瞬しかないチャンスを掴むためには、自分自身に準備ができていないと駄目だと思うのです。計画づくりとは、その準備に相当するものではないかと思います。
計画がない状態とは、目の前をチャンスがよぎったことにすら、そもそも気づくことができない状態、と言えるのかもしれません。

というわけで、この日の授業は、プランニングです。

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まずは、未来へ向けた自分の物語を書く、というワークを行いました。
宿題で「方針と方策」を考えてきたもらったので、それを頭に置きながら、2日目のワークで描いた「目標未来」に向かって、物語を書いていきます。

物語として表現しようとすると、主人公(この場合は起業家自身)がトントン拍子でエンディングまでいくと物語として面白味に欠けるんですよね(^^;)。なので、どこかで躓いたり悩んだり、時には危機的状況に追い込まれたりすることを何故か描いてしまいます。
ということは、実は今後自分がどこで躓きそうかということに、既に本人は気づいているということなんです(^^)。もちろん見えてない躓きもあるでしょうけど、少なくとも見えている躓きは今から対処していけるわけです。

自分で書いた物語を使って、改めて方針と方策を見直した上で、実行計画表(何を、どういう順序で、いつ行うのか、という表)を作っていく、というワークをしてこの日は終了です。

この日は他にも、受講生が少ないことをいいことに、受講生と聴講生にインタビューも実施しました。今までに聞けなかった話も聞けて、それも楽しかったです(^^)。

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posted by 起業支援ネット at 11:22| 福島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 第2期 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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